ダイヤモンドの原石について|0.02%の奇跡のダイヤモンド原石
ダイヤモンドの原石にはグレードがある
現在ダイヤモンドの原石は、SAWABLE(ソーヤブル),MAKABLE(メイカブル),NEAR GEM(ニアジェム)の3つのグレードに分類されます。
SAWABLE
ソーヤブル
ダイヤモンドソー(のこぎり)を使用して分割できる。宝石用のダイヤモンド原石の中で最も高品質。綺麗な正八面体の形をして おり、透明度も非常に高い。 1つの原石から2つのダイヤモンドを仕上げることができる。宝石用のダイヤモンド原石の約20%を占める。
MAKABLE
メイカブル
「(ダイヤモンドを)作ることができる 原石」。形状はごつごつしており、不定形のため原石の形に合わせたカットを施す必要がある。ダイヤモンドの仕上がりが職人のカット技術に左右されやすい。ニアジェムも含めて、宝石用ダイヤモンド原石の80%を占めており、多くのダイヤモンドはメイカブルから作られる
NEAR GEM
ニア ジェム
工業用に利用されるダイヤモンド原石の品質に近い。透明度が低かったり黒い炭素の内包物が入っていたりするため、ブライダルリングや高額のジュエリーに用いられることはほとんどない。内包物を取りのぞく処理や表面のトリートメントを行うことで、低価格帯のジュエリーに用いられる。
☆PERFECT ROUGHはソーヤブルの上に位置する 原石の新しい等級です。
そもそも、宝飾用に用いることができるダイヤモンド原石はダイヤモンド 原石全体の5%に限られているのですが、その中でも正八面体の原石である ソーヤブルは15%しか産出できません。その中から、さらに選別した約3% のダイヤモンド原石にPERFECT ROUGHの称号を与えます。 PERFECT ROUGH DIAMONDは原石全体のわずか0.02%の奇跡なのです。
最高水準のダイヤモンド原石|PERFECT ROUGHの定義
ダイヤモンドの原石、つまり未加工のダイヤモンドにおいて、特に品質が高いものがPERFECT ROUGHです。 PERFECT ROUGHには透明度、色彩、結晶構造の美しさなどが求められます。
色彩
無色または極めて淡い色調が理想的
形状
最高品質のカットを可能にする形状。結晶構造が一定の方向に配置されていること(劈開の方向が一定)
透明度
透明度が高いこと
これらPERFECT ROUGHの特徴を見極めるのがラフダイヤモンドマスターです。