3.FISCHER社工場見学 店長田原のドイツ研修旅行記(2日目)
2日目朝です。
7時起きの予定が4時に起きてしまい寝れませんでした。
これが時差ボケといわれるものなのでしょうか。笑
ホテルの朝食に向かいます。
ハムやチーズ、グラノーラ、ジャム、ヨーグルトの種類が豊富です。
ついつい取りすぎてしまうパターンです。テラスが見える優雅な席でした。
さて、旅の本番のFISCHER社です!
大興奮です(*’▽’)
そして日本から私たちが行かせて頂くということで、日本の国旗が!(写真わかりづらいです)
緊張しながら訪問いたしました!
ヴォルフガング社長と硬く握手!!
息子さまのコンスタンティンとは初対面でした(*^_^*)
ヴォルフガング社長とは実は日本にお越し下さった際にお会いさせて頂いてました。
記念に撮影させて頂きました。
さっそく工場に案内して頂きました。
こちらFISCHERのフロントです。
こちらに全世界1200店舗からのオーダーがきます(*^-^*)世界への発送などもこちらで行います。
皆様チャーミングで素敵な方ばかりでした。
製造過程について
※工場内では沢山撮影させていただきましたが、ネットへの掲載NGも多いのでgarden店頭で写真はご案内させて頂きます。
①カルテの作成
オーダーを元に、お一人お一人の製作カルテを作るところから始まります。
②素材
FISCHERの地金は全て自社にて独自の調合と合金技術によって生み出されます。
③鍛造Ⅰ
200トン以上のプレス機にて地金を何度も圧縮し、極めて密度の高く、強度のある地金にしていきます。
④鍛造Ⅱ
強度と密度の高い地金を60トンの特別なプレス機でリング状に抜いていきます
⑤リングの成形
熟練技術を持ったマイスターの手によってさらにリング状に成形されていきます。
⑥真空圧着
異なった素材の地金を真空状態の中で、高圧力・高熱にて、圧着させ一体化させます。
⑦削り出し
成形されたリングをさらにマシーンで削り出し、整えます。
⑧ダイヤセッティング
マイスターが熟練の技法を用いて、丁寧にダイヤを埋め込んでいきます。
⑨レーザー刻印
フィッシャー社の信頼の証が刻印され、最新型のレーザー機でお二人の愛の証を刻みます。
すごく完結な説明ですが、もっともっと語り足りないことが沢山です!!!!笑
画像の掲載が出来ないので、是非garden店頭で説明させて下さい!!!笑
工場見学後は、別室で社長とコンスタンティンとランチさせて頂きました。
そうなんです!!!とってもボリューミー!!!!笑
ドイツのハムの種類の多さはすごいですね(=゚ω゚)ノ
そしてパンも日本と違ってフワフワはしてなくてずっしり!!!!
(きっとパンも鍛造です笑)
お腹いっぱいでもう動けない、、、食べれない、、、、、
ってなった後に、もっとボリューミーなアップルパイ、カスタードパイが出てきました(´―`)笑
コンスタンティンはサンドイッチもデザートパイも沢山食べてました(´―`)
さて本題です!!!!
この日は工場長のお話だったり、社長に直接お話が聞けるまたとないチャンス!!
沢山の疑問に答えて頂きました!!!
Q.ドイツでの一般的な刻印は?
日付けと名前。
これは日本と同じようです。ちなみに面白い刻印集を見せて頂いたりしました。通訳のNさんは終始笑いっぱなしなのに、和訳にするのが難しいようで私たちは気になって仕方がありませんでした。笑
Q.ドイツで人気なマリッジリングは?
ドイツの平均幅は4~6mm。
K14が主流でマットはヘアラインでアイスマットも人気。
日本では2~3mmが平均なので約倍の太さですね。幅も太いのでK14が主流というのも納得ですね。ちなみに平均単価20万前後というのも日本と同じでした。
マットはヘアラインが主流なのは同じでした。
Q.1日何本ぐらい作成しているのか?
多いときで250本!
ドイツは夏の挙式が多いらしいです。なのでその少し前が一番忙しいみたいです。
日本とは違い、週末1日中だったり、2日間かけて結婚式パーティをしたりするそうです。そしてそれがほとんど外、gardenウェディングなので温かくて晴れることが多い、夏にするそうです。冬のドイツはとっても寒いので納得ですね。
※ドイツの豆知識
ドイツは週末は全てのお店が閉まります。
基本的に全てのお仕事がお休みになります。(警察や病院は別)
1年に3度だけ、街によって週末にお店が開ける日が決まっているそうで、それは街によって日程がバラバラみたいです。
週末の買い物はなので空いている街のお店に行くみたいです。
~社長とのお話で感じたこと~
FISCHERの心掛け
マーケティング、ブランディングを大切にしていきたいそうです。
FISCHERは毎年、最新の機械に入れ替えている。
良い物を作るために投資を怠らない。マイスターは良い物を作りたいというプライドがある。
新作リング等は社長も話し合いに参加。工場長、デザイナー、各国の方の話も聞き入れながら提案。
このお話を伺ってFISCHERはとまらない、進化していくブランドだと実感致しました。
FISCHERのシェア率は70%がドイツ国内。
10~20%ヨーロッパ。日本のリングは全体の5%。
FISCHERは製品の品質管理もしっかりしていると感じました。
ダイヤモンド管理は、信頼ある同じ取引先のものしか扱わない。
(コンフィデンスダイヤモンンドを守るため)
1つ1つ1丁寧に検品も怠らない。
地金の管理は、2度チェックして割合があわない場合は溶かしてやり直す。
また、無駄が少ないのはドイツの特徴だと感じました。
FISCHERの工場でびっくりしたことは、とても綺麗なことです!!!!
地金の切削やプレスで出るゴミは針金のような形状で出てくるので、日本やそのほかの工場と違って粉状ではないので、床がキレイ!!!
(ちなみに針金となって出てきた地金はもう一度使えるのです。)
ちなみにドイツの水はペットボトルではなく、瓶が多いのも、洗浄して使えるようにするためです。リサイクルがしっかりしている国ですね。
【マイスター制度について】
ドイツの物づくりではずせないのがマイスター制度です。
私自身マイスター制度をわかってはいたつもりでしたが、今回社長より直接お話を聞くことができました。
まず、マイスター制度とはドイツ語圏の高等職業能力資格認定制度である。
指輪作りのマイスターになるには、、、
①ジュエリーの専門学校に4年通う。
②ジュエリー製作会社に4年働く。そして通いながら週一で学校にも通う。
③マイスターになるプログラムを行う。これが1~2年。
④マイスターテスト【一生に2回までしか受けれない】
⑤マイスター
ざっとお話を聞くとマイスターになるためには最低9~10年かかるということですね。
日本には全くない制度です。
ドイツが医療や物づくり等で発展しているのも納得な制度ですね。
ちなみにフィッシャー社で働く方たちは、
製造の過程や石留は男性が多くて、仕上げや表面加工は女性が多かったです。
女性の方が器用で細かい方が多いからでしょうか。
指輪作りのマイスター=男性
というイメージでしたが、最近では女性の挑戦も多いようです。
また、各国と違って日本は検品が厳しいみたいで、日本へのリングは他の国より厳しい目でチェックしているそうです。笑
これからもしっかり検品していこうと思いました(*’ω’*)
朝10時に訪問させて頂いて、気づけば16時ぐらいまで、お話を聞いておりました。
最後はお土産まで頂きました(*^▽^*)
沢山のお時間を頂き本当に感謝です。
今回の経験を、店頭でもお客様にお伝え出来るように頑張ります!
研修後はホテルの周辺、フォルツハイムのスーパーへ★
スーパーは私のごり押しで、海外の地元のスーパーの食材やお菓子が見てみたかったからです♪お土産もゲットできますしね♪
街の雑貨屋さんなどはクリスマスムードがもうすでにありました(^^)
ドイツらしい町並みがかわいいです♪
これは本物のジェラートではないです。笑
散策のあとはホテルのディナーです(/・ω・)/
歩き回ってやーっとお腹も減ってきました♪
とても分厚いローストビーフです(*’ω’*)
焼き方をミディアムにしたのですが、ドイツはミディアムでも少し焼きすぎな感じがしました!笑
昨日とは違うビールで2日目のお疲れ会を致しました♪
※ドイツ豆知識
ドイツはドリンクの量が規定で決まっていて、全てのコップにメモリが付いております。
500ml、350mlだったりそのメモリまでドリンクを入れてくれます。
ディナーのあとは、またまたホテルのバーで
マリオお手製のモヒートを飲みました(*^▽^*)
マリオはとってもフランク!!実はイタリア人なのだとか。
ブラックシュガーを砕いていれたりと、独特な作り方です。
、、、、、実はミントが苦手な私。笑
飲めませんでした。笑
この日も安定に22時には強烈な眠気がやってきます。
本日の勉強内容をしっかりとまとめて、二日目も早めに就寝です。
(安定に朝4時に起きて眠れません。笑 体内時計すごいですね。)